当記事ではアフィリエイト広告を利用しています
箱型のシェードと板が互い違いになったこの照明。
テレビのセットや雑誌などで見たことある方は多いのではないでしょうか。
このインパクト大の照明は、インテリア好きの間では有名な作品です。
その名もTALIESIN(タリアセン)
フランクロイドという建築家がデザインしています。
私も学生時代から、インテリア雑誌を読み漁り、いつかはこのタリアセンが欲しいとずっと憧れてきました。
今回、そんな念願のタリアセンをついに購入したので、選び方と共にレビューしていきます。
タリアセンとは
20世紀に活躍した建築家の巨匠フランクロイドが設計した自身の作業工房、兼居住のための建築を指します。
世界遺産にも指定されているこのタリアセンという建築の一部として作られた照明器具が、今回紹介する「タリアセンシリーズ」になります。
ル・コルビュジエやミース・ファン・デル・ローエなど並び近代建築の三大巨匠と称されています。
フランクロイドライトの建築一例
フランクロイドライトは日本においても旧帝国ホテルを設計したり、自由学園明日館などを残しています。
↓フランクロイドライトが手がけた旧帝国ホテル(使える画像が無いのでレゴバージョンですが。。)
また、レゴブロックのアーキテクチャーシリーズでも再現された「落水荘」やニューヨークの「グッゲンハイム美術館」など世界中に多くの建築を残しています。
落水荘
グッゲンハイム美術館
ル・コルビュジエの建築一例
国立西洋美術館
サヴォア邸
ミース・ファン・デル・ローエ建築の一例
ファンズワース邸
建築家達が残した名作家具達
今回紹介するフランクロイドライトのタリアセンシリーズ以外にも、ル・コルビジェやミース・ファン・デル・ローエなども建築に合わせて、インテリアの設計を行なっています。
見たことある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
タリアセンシリーズ
今回紹介する照明器具のタリアセンシリーズは、タリアセンのために設計された照明(タリアセン2)が原型になります。
それを元にライト財団の要望を受け「YAMAGIWA」が、復刻版としてリリースしたのが現在のタリアセン2になります。
また、ライト財団公認のもとリサイズした製品がシリーズとして展開されています。
ル・コルビュジエのLC2ソファ
※リンクはリプロダクト製品になります。正規品はカッシーナの製品になります。
ミース・ファン・デル・ローエのバルセロナチェア
※リンクはリプロダクト製品になります。正規品はKnollの製品で100万円以上します。
タリアセンの種類と違い
タリアセンには1〜4までの種類があります。
また、素材に関しても王道のチェリー材の他にオーク、ウォルナットなど様々なバリエーションが展開されています。
タリアセン1
これだけ形状が違います。重厚な建築物を思わせるシェードがあり、まさに小さな建築物といった佇まいを感じさせます。
タリアセン2
箱型のシェードと反射板を90°に互い違いに10個重ねた独特の形状をしています。
シェードから漏れ出た光が、反射板により反射され非常に幻想的な雰囲気を醸し出します。
以下、サイズによって3-4が展開されています。
タリアセンのために設計されたのはタリアセン2ですのでこれが最もオリジナルに近い作品になりますが、高さは2メートルを超える非常に大きな作品となっています。
タリアセン3
5段のシェードにリサイズされているだけでなく、全体的に小さくリサイズされています。
高さ75センチと日本の住宅でもかなり使いやすいサイズ感になっています。
タリアセン4
タリアセン3を、さらに高さを小さくリサイズした作品です。3段のシェードで構成されており、高さ約50cmとテーブルランプとしても扱いやすいサイズ感に仕上がっています。
タリアセン2-4の選び方
前述のようにタリアセン2-4はサイズの違いによって分けられています。
用途や予算に合わせて自分のタリアセンを見つけましょう。
基本的な照明の使い方について下記記事でまとめていますので、使い方のイメージがつかない方はご参考ください。
①予算で選ぶ
2023年12月の時点で定価に下記の違いがあります。(チェリー材で比較)
シリーズ番号 | 定価 | サイズ |
タリアセン2 | 363000円 | 高・2038 巾・□408mm 質量・20.0kg |
タリアセン3 | 129800円 | 高・752 巾・□210mm 質量・3.0kg |
タリアセン2 | 93500円 | 高・512 巾・□210mm 質量・2.3kg |
最も大きなタリアセン2が圧倒的に高価です。(サイズも圧倒的に大きいです)
筆者もタリアセン2に憧れていますが、まずはミニサイズのタリアセン4を購入しました。
タリアセン4でもタリアセンの美しさ、満足感を十分に味わうことができるのでいつかはタリアセンが欲しい!という方はタリアセン3や4から入門するのも良いと思います。
タリアセン4購入から約半年後、価格改定で値段が上がってしまうこと、次女の破壊行動が落ち着いてきたことからタリアセン2も追加購入しました!
②使用目的で選ぶ
タリアセン2
最も大きなタリアセン2は高さが2メートルを超えていますので、床置き一択になります。
リビングの主役として壁際に配置するのがおすすめです。タリアセンの美しさを存分に満喫することができるでしょう。
タリアセン4
一方、一番小さいサイズの「タリアセン4」はテーブルランプとしてもちょうど良いサイズ感です。
我が家では出窓にタリアセン4を置いています。丁度良いサイズ感かつ、存在感もありとても気に入っています。
タリアセン3
タリアセン3はタリアセン4のサイズと同じで3段→5段となっているので、4よりも高さがあり、より迫力があります。
タリアセン4よりも大きく、タリアセン2よりかなり安価です。
タリアセン4買うならあと数万出してタリアセン3買おうかという気にもなります。
実際タリアセン3と4を比べてみるとアイテム単体ではタリアセン3がカッコよく見えます。
ただ、個人的には最も扱いが難しいサイズ感だと思います。
テーブルランプとして使うには大きく、床に直置きするには迫力に欠けます。
タリアセン3を使うなら、下記のように何か台の上に置いてフロアライトとして使うか、ローボード上などでは相性が良いと思います。
③どの素材を選ぶか
扉や床の色がブラウン系の場合、淡いナチュラル系と濃いダークブラウン系のお部屋が多いとおもいます。
お部屋の扉や床と同系統の色、またはお部屋にある他のインテリアと質感を合わせることをおすすめします。
ダークブラウン系ならウォルナット、ナチュラル系ならオークを選ぶと良いでしょう。
迷ったり、オリジナルに近いものが良いならチェリーを選びましょう。
少し赤みがかった木の色をしています。
これならダークブラウン、ナチュラルどちらにも合わせられると思います。
私はチェリーをチョイスしました。
インテリアの配色の考え方については下記記事にまとめていますので、合わせてご参考ください。
タリアセン2組立!
非常に大きく、支柱とそれ以外のパーツが別々に梱包されています。
写真は支柱以外の梱包。
今回は大塚家具の配送の方が組立までやってくれました。
自身で組み立てる場合、支柱と下の今をねじ止めする必要があります。
梱包のダンボールに支柱を置いて、均等にネジをしめます。下には滑り止めがついています。
支柱に反射板と箱型シェードを差し込んで行きます。
電球は白熱灯が付属します。LED電球も使えます。
全て差し込んだら完成です!
デフォルトは白熱球ですが、LEDも使用可能です。
変更すると雰囲気はどう変わるのか?下記記事で検証しました!
タリアセン4開封!
最も小さいタリアセン4ですが、段ボールはかなり大きい!
箱にもシリアルナンバーが入っていたり、止めてあるテープがヤマギワのテープになっていたりと拘りを感じます。
開封!ひとつひとつ丁寧に梱包されています。
組み立ては簡単で、土台に箱型のシェードと反射板を差し込んでいくだけです。
反射板は上にも下にもできます。
反射板下
反射板上
タリアセン4ではブロック数が少ないため、反射板を上にするとかなり光が制限される気がします。※一番下の反射板は固定になります。
タリアセン4の使用例
我が家では出窓のインテリアとしてタリアセンセン4を使用しています。
元々は、イサムノグチのakariを置いていましたがタリアセンにしたことでより部屋に立体感がついた感じです。
出窓の底面が白なので木のタリアセンとコントラストがついて相性は抜群です。
タリアセン4のサイズ感はこういった出窓などちょっとしたスペースによく似合います。
少し引きでリビングの全体像。右奥のタリアセンがいい仕事してます。
ミニサイズとはいえ実物は意外と大きく感じます。フロアライトとして床においてもいい感じです。
リプロダクトってあり?
リプロダクト品とは、意匠権が切れた製品を正規販売店以外のメーカーが作った製品を指します。
詳しくは下記記事をご覧ください。
「タリアセン2」においてもリプロダクト品は存在します。
正規品が30万円以上することを考えるとかなり安く手に入れることができます。
しかしながら、私の意見としてはリプロダクトは「買い」ではないです。
正規品と比べると安い印象を受けるリプロダクト品ですが、価格と価値で比べたら場合には割高な製品がほとんどなのが現状です。
リプロダクト品を購入するのであれば正規品とは別商品であるという、割り切りが必要であると考えます。
リプロダクトの考えについては下記記事でまとめています。合わせて正規品をどうやって手に入れるか現実的な方法を紹介しています。
まとめ
私がデザイナーズ家具中でもずっと憧れていたタリアセンシリーズについて紹介しました。
デザイナーズ家具はその洗練されたデザインに加え、拘り抜かれた素材、製法、歴史的価値などによって特別な雰囲気を放ちます。
インテリアは家にいる間はずっと満足感を与え続けてくれるので、インテリアに投資することの対時間コストはとても高いと思います。
是非、一度その魅力に触れていただけましたら幸いです。
当ブログについて
このブログでは、2人の娘を持つ筆者が、子育て情報とデザイナーズ家具をはじめとした生活を豊かにする情報を発信しています。
特に子育てをしていてもお洒落な生活を諦めないことを目指して記事を書いていますので是非ともご参考頂けると幸いです。
この記事が、皆さまのインテリアライフの参考になれば幸いです。
コメント