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子育てや仕事で忙しいとき、自分に余裕がないとき散らかりきった部屋を見てイライラした経験はありませんか。

私もそうでした。学生時代は洗濯物が部屋の端に山のように重ね、適当に置いたもので散乱していました。

片付ける時間もないし、片付ける気もない。
片付けてもどうせ数日で元通りになるからと、忙しい生活の中で部屋を整えることはどうしても後回しになりがちです。
部屋が散らかった状態は暮らしをコントロールできていない感覚があり、そんな自分が好きになれませんでした。

そういった点で、体型管理に似た要素があります。
そんな私の転機になったのはインテリアとの出会いでした。
部屋を片付けることには、メンタル的にもメリットが多いです。
お気に入りの部屋に住んでいる。暮らしをコントロールできている感覚が自分に自信を与えてくれました。
下記書籍「クリエイティブ整理・収納術」では、片付けるメリットやその工夫など私がうまく表現できない内容が非常にわかりやすく言語化されています。
本書籍を多分に参考にさせていただきながら、部屋を片付けてお気に入りの部屋を作るメリットを紹介していきます。
部屋が散らかってイライラしがちな方、日々の生活に漠然ともやもやしている方に是非読んでいただきたい記事になります。
筆者がインテリアにハマり出したきっかけ
一人暮らし学生時代の筆者の部屋は、適当に買った家具、色も適当でチグハグなカーテン、ラグが並んでおり、そもそも片付ける気すら起きない状態でした。
当時の写真が残っていませんが、まさにこんな感じのイメージでした↓

洗濯物が部屋の端に山のように重ねられ、適当に置いた物で散乱していました。
私が片付けるきっかけとなったのは、突如出現した巨大ゲジゲジが洗濯物の山に逃げ込んだトラウマからでした。

どうせ片付けるならインテリアにも気を使ってみようか。そう思って手に取ったインテリア雑誌がインテリアとの出会いでした。

インテリアに拘ると、片付けるモチベーションがとても上がりました。お気に入りの部屋を作るとこの状態を維持しようと自然と片付けるようになりました。
部屋を片付けたことで、漠然としたイライラが軽減しました。
整理・収納による心理的なメリット
部屋の散らかっていることによる心理的なデメリットがいくつかの研究で示されています。
部屋が散らかっていると何となくイライラするといった感覚は、個人差は大きいものの正常な反応のようです。
逆説的に、部屋を整理整頓された状態を保つことは心理的に好影響があると言えます。
人は部屋が散らかるとストレスを感じる

部屋の散らかり度合いとストレスの関係について調べた研究で、散らかり度合いが大きいほど生理的ストレスが大きくなるという結果がでています。
ストレスの影響は個人差が大きいことも示唆されているものの、少なからず散らかった部屋はストレスの原因になることがわかっています。
引用: 2018 年 54 巻 Supplement 号 p. 2G5-3
逆に言うと、部屋を片付けることで日々のストレスを軽減することができます。
片付けないと!と思い続けること自体もストレスになる公算が大きいです。
部屋が散らかっていると集中力が低下する

プリンストン大学神経科学研究所の2011年の研究において、人は無秩序な状態が目に入り続けることで集中力が低下することが報告されているそうです。(The journal of neuroscience)
コロナ禍をきっかけにテレワークも進んでいる状況ではありますが、部屋の環境が整っていないと仕事のパフォーマンスも低下することが示唆されています。
部屋を綺麗に保つことで、生産性の向上につながる可能性があります。
インテリアに投資すると片付ける動機付けになる
人は目から入る情報から無意識に影響を受けています。
インテリアに投資することは、24時間365日起きていて家で過ごす間は常にあなたに影響を与えます。
少し高くてもお気に入りのアイテムは、使う時間の長さを考えるとそこまで高くないかもしれません。
部屋が散らかっていると何となくいらいらしてしまうのも、無秩序な状態が目に入って悪い影響を与えてしまっています。
お気に入りのお部屋を作ることは、片付ける動機にもなり、快適なお部屋を保ち続けるモチベーションにつながります。
書籍から学ぶ片付けのポイント
この書籍の特徴は自分の家で「どう過ごしたいか」に焦点をあて、自分にとって心から満足できる部屋の作り方を謳っています。
お部屋の片付けは欠かせないプロセスであるとしながらも、それだけでは解決できないお部屋の悩みを改善できる様に自分に合った部屋を創造することを「クリエイティブ整理・収納術」と読んでいます。
部屋の問題点を洗い出す

まずは日頃の生活の中から、何となくしっくりこない点、ストレスに感じる点を洗い出してみましょう。
このくらいは我慢しないと!ではなく、まずは日頃のちょっとしたストレス源を洗い出すことで、自身の部屋をどのようにブラッシュアップすべきかが見えてきます。
本書では、あらゆる角度から部屋の写真を撮ってみることを推奨しています。
どこを撮ってもお気に入りの写真が撮れたなら、すでに最高の快適空間が出来上がっていることでしょう!
逆に気になる点があれば、そこがストレス源である可能性があります。
よくあるストレス源として5つを挙げています。
①散らかっている ②モノが見つからないことがよくある ③取り出しにくい ④片付いているのに落ち着かない ⑤掃除がしにくい
整理整頓、モノの量の適正化により快適な空間に

①-③が気になる方はモノの量がキャパオーバーを起こしている可能性があり、まずはモノの量を最適化する必要があります。
また、収納方法・収納場所を工夫することにより快適になる可能性があります。
本書では本当に様々なテクニックが紹介されていますので、まずは本書を手に取り、収納方法や収納場所を見直しましょう。
著者のTSUNさんはグラフィックデザイナーをされている方で、片付け方やそのアプローチが非常にロジカルでわかりやすいです。
しかも整理・収納で躓きやすいポイントが、クリアに課題が分解されており頭の良い方なんだろうなぁと想像できます。
整理整頓できているのに快適でない場合、インテリアを見直そう

④、⑤がストレス源になっている場合、家具の配置や照明などインテリアを見直すことで解決することもあります。
片付いていないお部屋では、インテリアを整えることにも限界があります。
まずは整理整頓を行なった上で、インテリアを見直すべきだと思います。
前述しておる様に、インテリアに拘ることで、綺麗な部屋を維持するモチベーションに繋がりますので、ここまでくるとより快適なお部屋の好循環が出来上がります。
なお、極限までモノを減らす「ミニマリスト」といったワードが流行したこともありましたが、必ずしもモノが少なければオシャレという訳ではありません。
適正なモノの量は人それぞれですので、自分のストレスを感じないモノの量を意識しましょう。
雑貨等多くのものに囲まれていても快適にオシャレに暮らしている人もいます。

自分の物を管理できており、意図した所に配置できている状態を目指しましょう。
先ずは部屋のコンセプトを決める
当ブログでも部屋作りの第一歩として、先ずはインテリアのスタイルを決めようと紹介しています。
この本では、そういった技術的なコンセプトよりもさらに本質的な部分を解いています。
何をしている時が一番幸せか?を考えて家族の優先順位を書き出すことでコンセプトを決めていくことをお勧めしています。
著者のTSUNさんのコンセプトは「ゴロゴロできるリビング・ダイニング」だそうです。
是非本書を読んで自分に合うスタイルを探してみてください。
コンセプトに合った家具を選ぶ
暮らしのコンセプトが決まれば、インテリアのテイストも決まってくると思います。
下記記事でインテリアのスタイル分類をまとめています。
暮らしのコンセプトに近いテイストの家具を集めていってみてください。
テイストがなかなか決められない方は、良いなと感じたインテリアの写真を集めてみて、共通点を意識してみると自分の好きなインテリアにたどり着けるかもしれません。
また、本書では定番の家具選びに固執することなく家具選びを進めてほしいと書いています。
本当に必要な家具だけを置くことで、暮らしに余裕を作ることができます。
我が家においても、「子供が楽しく過ごせてお洒落な部屋」をコンセプトにしていますので、リビングからローテーブルを撤去し、スツールをサイドテーブル代わりにしていますが、ローテーブルが合った頃より快適に過ごせています。

我が家の部屋で大切にしている事に関しては下記記事にまとめています。
家具のレイアウトを工夫して快適に
本書では、ストレスなく暮らすことにフォーカスしており、確保するべき距離などを考慮してレイアウトを考えるべきとしています。
必要な距離が確保されていないと、家族とぶつかったり、すれ違うときに待たないといけなかったり、余計なところに家具を置くと避けるという無意識な行動に疲れを感じてしまいます。
・人が1人通れる幅は60cm ・横歩きで30cm ・2人すれ違うには90-120cm ・椅子を引いて座るには60cm以上
とはいえ、スペースには限りがあるので誰が使うのかどのくらいの頻度で使うのかも考慮して割り切ることも大切です。
また、掃除のしやすさも大切です。
掃除がしにくい部屋は埃まみれになり、荒れていくことにもなります。
床を綺麗にして、脚付きの家具を中心にレイアウトするとロボット掃除機も使えます。

おしゃれに見えるコツ
インテリアをお洒落に見せるには基本的なルールがあります。
当ブログでもほぼ同じ内容の方法を紹介していますので下記ページをご覧ください。
①配色を工夫する(3色でまとめる)
色は3色でまとめるのが基本です。
どの色を使うかで部屋を広く見せたり、重厚にしたり広さの印象が変わります。
また寒色系、暖色系など色は温感にも影響します。クールな部屋にしたいのか、リラックスしたいのかでどの色を取り入れるのか考えてみましょう。
②凸凹させない
家具の高さを揃えると部屋がスッキリ見えます。
家具の高さやレイアウトは、目の錯覚を利用して部屋を広く見せることもできます。
③照明にこだわる
照明を制するものはおしゃれ部屋を制します。
使い方次第で部屋のお洒落度をグッと上げてくれます。
またどんな色の光源を使うかによって、印象は全く違います。電球色でまとめるのが基本です。
いきなりあれこれ考えるのは大変と言う方は、体系的に部屋作りができる様に3ステップにまとめている記事を用意していますので、こちらをご参考ください。
まとめ
この記事では、書籍「クリエイティブ整理・収納術」から部屋を片付けることのメリットを紹介しました。
当記事では、子育て中でもお洒落な部屋を諦めないことをコンセプトに情報を発信しています。
実際、子育て中に部屋が散乱してイライラしてしまうことは多いと思います。
居心地の良い部屋を作ることで、イライラの減少や生産性の向上を期待できます。
この書籍や当ブログを参考に、居心地の良い部屋を作るキッカケになれば幸いです。
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