【ジョージネルソンボールクロック】vitra社製正規品(約5万円)とリプロダクト(約8千円)を徹底比較

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ボールクロックはミッドセンチュリーを代表するデザイナー「ジョージ・ネルソン」がデザインした掛け時計の名作です。

私がボールクロックに出会ったのは10年以上前、学生だった私は、当時3万円以上するこの時計に憧れながらも手が出せず、8千円くらいのリプロダクト製品を購入しました。

いつかは正規品が欲しいと思いながらも、まだ使えるしと、他の欲しいデザイナーズ家具を優先させていました。

実際、リプロダクト製品しか知らない状態であれば、デザイン的には満足できてしまいます。

正規品は今では46200円、リプロダクトは1万円前後〜と4倍の値段差があります。

実際、正規品とリプロダクトにそこまで違いはあるのでしょうか?

今回、ついに正規品を購入しましたので、ジョージネルソン「ボールクロック」の正規品とリプロダクト品を比較してみました。

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ボールクロックとは

ジョージネルソンが1950年代にデザインしたネルソンクロックのひとつで、ミッドセンチュリーを代表するデザインとなっています。

時計の文字盤部分がボールになっており、シンプルかつユニークなデザイン性で、時間を確認する事を楽しみにさせてくれます。

誕生から半世紀以上経っているとは思えないほど、ポップで可愛いデザインです。

ジョージネルソンは多くのインパクトのある掛け時計を発売していますが、このボールクロックが私は最も使いやすく好きです。

ポップなカラーもトーンが落ち着いているためか、マルチカラーでさえ落ち着いた印象を与えます。

色は全6種類ありますが、私のイチオシはマルチカラーで、部屋のアクセントにもピッタリです。

写真にある、マルチカラー、ナチュラル、オレンジ、レッドの他にブラック、チェリーウッドのカラー展開となっています。

見た目の違い

マルチカラーにおける正規品とリプロダクトを並べてみました。

写真では、ぱっと見は大きな違いはないように見えるかもしれません。

ただ、実物が醸し出す雰囲気は正規品とリプロダクトと全く別物に感じます。

これは後述していますが、素材の違いによるもと思います。

ちなみに、マルチカラーは正規品とリプロダクト品では配色が異なっていますので一瞬で見分けがつきます。

リプロダクトの物によって配色は若干違いますが、特にオレンジボールの位置が違います

なぜ同じ配置にしないのか不明ですが、この違いによって知っている人には一瞬で正規品かリプロダクトか見分けられてしまいます。

素材やムーブメントの違い

ムーブメントはユンハンス製

正規品の時計のムーブメントは、ドイツの時計メーカーであるユンハンス社のムーブメントを採用しています。

ユンハンス 公式サイト ユンハンスについて
ドイツの歴史ある腕時計メーカー、ユンハンスの日本公式サイトです。伝統技巧と最新の技術、刺激的なデザインが融合された腕時計です。

ユンハンスといえば10万円越えの腕時計を多数展開するメーカーでもあります。高級時計でも汎用ムーブメントを使用するメーカーもある中、ユンハンスでは自社ムーブメントを開発しています。

それだけしっかりしたメーカーのムーブメントを採用していることからも時計としての性能も高いことを示しています。

リプロダクトでも時間は気になる程ズレないため、拘らない方には重要でないかもしれません。

ただ、私の購入したリプロダクトはDIY用の格安ムーブメントがついており、時計の針もぺこぺこしている感じでした。

実用性としては、リプロダクトはカチカチ音がうるさいですが、正規品は全く音がしないため非常に快適です。

ボールと時計を繋ぐポール部分は真鍮製

正規品のボールと時計を繋ぐポール部分は真鍮製と高級感ただよう作りになっております。

色も少し金色っぽい配色になっているのに対し、リプロダクトは銀色っぽい配色のものが多いです。

ちなみに正規品はボール部分が捻じ込み式で外すことができます。

46200円と8000円の価格差をどう捉えるか

ここまで正規品のリプロダクトのディテールの違いを比較してきました。

正規品の素材感や雰囲気など、リプロダクトとは比べ物にならないクオリティで大満足な一品です。

しかしながら、一つ一つはわずかな違いであるため、価格差ほどの価値を見出せない人もいるでしょう。

デザイナーズ家具の価値は見た目だけではない

デザイナーズ家具の価格はそのデザインだけに付けられているものではありません。

拘り抜かれた素材、製法、歴史的価値など様々な付加価値によって価格が決められています。

リプロダクト製品は安く似たようなデザインで購入できる点が魅力です。

ですが、本質的に正規品の歴史的背景、作品としての価値はリプロダクトでは表現することはできず、あくまで見た目を真似ているだけです。

それでも、予算はないけどどうしてもデザイナーズ家具を取り入れたい人にはリプロダクト製品は選択肢になりますが、デザイナーズ家具の魅力を本当に理解できるかというと疑問が残ります。

また、リプロダクト製品は、正規品と比べると割安なことは間違いないですが、物の価値と値段が釣り合っているかは疑問が残ります。

今回紹介したボールクロックのリプロダクト製品もデザインは似ていますが、ムーブメントはその辺の激安時計やDIY用のムーブメントをはめ込んだようなクオリティです。

時計としては機能するので問題はないのですが、8000円の価値があるかは甚だ疑問です。

リプロダクトは購入時は安いですが、モノとしての価値は低いため、リセールまで考えた場合には、正規品の方がむしろお得なのかもしれません。

正規品の値段は上がり続けている

正規品は米国のインフレなどの影響もあり、定価は上がり続けています。

2023年も2/1より約10%の値上げが行われました。

下記に定価の推移を示していますが、この10年で1.6倍になっています。

リセールは、もちろん状態にもよりますが、経時的な定価の上昇も相まって、中古価格も上昇傾向にあります。

例えばメルカリで、中古市場を見てみると2007年モデルで22222円で購入されています。

こういった価格上昇の恩恵は、正規品の価値があってこそです。

リプロダクトは購入時の価格は安いですが、長く使えば使うほど、本当に価値のある製品を買うことのメリットが出てきます。

まとめ

今回はジョージネルソン「ボールクロック」について、リプロダクト品と比較しながら紹介しました。

リプロダクト品は手軽にデザイナーズ家具のデザインを楽しめる反面、本質的な価値が正規品とは異なります。

私はボールクロックのリプロダクトを学生の時に購入しましたが、正規品への憧れを捨てることができず10年越しに購入に至りました。

どこに価値を見出し、何を重視するかは人それぞれで良いと思います。

ただ、デザイナーズ家具に興味を持って下さった方に関しては、全てとは言いませんが一度は正規品を手に取ってその魅力に触れていただけましたら幸いです。

正規品の多くは価格が高いです。手軽に手に入れられる類のものではないかもしれません。

しかしながら、私は学生時代から少しずつデザイナーズ家具を集め今では20点以上の正規品を所有しています。

少しでも現実的にデザイナーズ家具を手に入れる方法を下記記事にまとめていますので、ご参考ください。

その他、デザイナーズ家具のレビューをしています。

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