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デザイナーズ家具といえば、この照明をイメージする方も多いのではないでしょうか。
デザイナーズ家具好きの方からにとっては定番のブランド「ルイスポールセン」から発売されているPH5という照明です。
ACTUSのPH5商品ぺージはこちらぱっと見でも美しいこの照明ですが、数々の拘りを持ってデザインされており、計算し尽くされた作品です。
我が家のPH5をレビューしながら、その魅力を解説していきます!
PH5の概要
PH5は1958年にデザイナーのポールヘニングセンによってデザインされました。
作品名のPHはポールヘニングセンのイニシャルです。
他にもポールヘニングセンは数々の照明器具をデザインしていますのでPH○という作品は多く存在します。
PH SNOWBALL PH3 1/2-3その中で、今回紹介するPH5は1番大きいシェードの直径が50cmであることに因んで命名されました。
PHシリーズの最大の特徴は、完璧な設計によりどの角度から見ても光源が直接見えないように設計されています。
グレア(眩しさ)をなくし、複数のシェードに光源からの光が反射することで美しく幻想的な光がシェードから漏れ出します。
設計の拘り
グレアを完全に抑えて美しい光をデザインするために、巻貝のカーブと同じ“対数螺旋(たいすうらせん)”を元に設計されています。
PH5は光をコントロールすることに高い拘りを持ってデザインされています。
数々の色のバリエーションがありますが、シェードの中を見てみると色が塗られていることに気づきます。
この色は単なるデザインではありません。
光源からの光を補正するために塗られています。
発表当初、白熱灯しかない時代背景の中で、反射光に少し青色を足すことで爽やかな光に補正する目的がありました。
この配色はPH5クラシックの配色です。現代では様々な光源の発達により色の補正は当時ほど重要ではなくなりました。
ただ、ポールヘニングセンのオリジナルなデザインを再現しているシリーズがこのクラシックの配色になります。
現在様々なカラーバリエーションが発売されており、中の配色もシリーズによって異なります。
光源も従来の白熱灯から、蛍光灯やLED電球など様々な光源が使われるようになりました。
光源ごとに光の特性や雰囲気が異なります。
1958年から長い年月が経ち様々な種類のPH5が発売されてきました。時代の変遷に合わせて中の塗装も変更されてきました。
我が家のPH5を白熱灯→LEDに変更し、変化を検証しています。
ph5の種類
PH5
PH5159500円〜198000円
PH5の王道サイズ。全21種類のカラーバリエーションがあります。
写真はモノクロームというタイプで一例です。このタイプはシェード内の色補正の塗装が無いタイプです。
部屋の雰囲気にもよりますが、一押しはクラシックです。
サイズ
幅 | 50cm |
奥行 | 50cm |
高さ | 26.7cm |
PH5mini
PH 5 MINI¥116,600 〜¥155,100
2017年から登場したミニサイズ。画像の右側がミニサイズで、従来品より一回り小さいのがわかると思います。
複数吊り下げて、スポットライトの代わりとしての使い方がおすすめです。
カラーバリエーションは全17種類(下記は一例)。
サイズ
幅 | 30cm |
奥行 | 30cm |
高さ | 16.3cm |
PH50
PH5が1958年に発表され、その50周年を記念して2008年に発売されたモデルです。
少し艶ありのカラーリング、クラシックでは紫色の中の配色が、PH50では赤色に塗られていました。
カラーバリエーションもワサビ・グリーン/チリ・レッド/ミント・ブルー/ココナッツ・ホワイト/オリーブ・ブラックと個性的なカラーリングが特徴でした。
PH5の魅力
圧倒的に美しいデザインで、非日常感が味わえる
デザイナーズ家具の最大の利点はデザインにあります。
徹底的にこだわり抜かれたデザインはそこにあるだけで毎日の生活に非日常感をもたらします。
日常の晩酌も、まったり時間もお気に入りのデザイナーズ家具に囲まれた中だと、特別な時間になります。
持ち帰り仕事でさえも、仕事の生産性もあがる気がします。
部屋が片付くと生産性があがる報告は論文ベースでもエビデンスがあるようです。
電気をつけていなくても美しい
PH5は光のコントロールもさることながら、アイテム自体の形状も美しいです。
日中の電気をつけていない時間帯でも、ずっとデザインを楽しむことができます。
家にいる間はずっと楽しむことができるので、値段は高いですが24時間365日生活に彩を与え続けてくれます。
日中に電気をつけてもまた美しいです。
料理がより美味しそうに見える
照明には、料理を映えさせ美味しそうに見せる効果もあります。
背景が異なるので一概に比較できませんが、部屋全体が照らされているのみの環境で撮影。
PH5を使う際の注意点
PH5は単体で使うには暗いです。
もともと北欧では、一室多灯が基本的な考え方になっています。
シーリングライトで部屋全体を照らすのではなく、必要な場所に必要な光を足していくことが基本です。
PH5もダイニングでの使用が多く想定されており、光は下に向かって広がります。
上方向にも漏れ出す光はありますが、部屋全体をこれだけで照らすことは想定されていません。
それを知らずに買うとイメージと違ったとなりかねませんので、注意が必要です。
使用例と照明計画
ダイニングテーブルでの使用が基本になると思います。
ダイニングで使用する場合は、テーブルから60-70cmの高さになるように吊るすのが基本とされています。
料理が最も美味しそうに映える位置とされています。
ダイニングにPH5を吊るしたら、光が足りない部分に照明を足していきましょう。
以下、我が家の一例です。
リビングのメイン照明が一つ。ここがシーリングだとバランスが悪いのでペンダント照明がおすすめです。
我が家はルイスポールセンのパークフース(廃盤)を使用しています。
他にソファー脇に一つ。これは読書など手元を照らすための照明です。
対角線に2つ。角はペンダント照明では光が届きにくいため、フロアライトやテーブルランプを置くことがおすすめです。
奥行きが出て、部屋を広く見せる効果もあります。
我が家では高さを変えて立体感を演出しています。
左側の大きい方のフロアライトはフランクロイドライトのタリアセン2という照明です。
右側の氷のような照明は、ハッリコスキネンのブロックランプです。
5万円以下で買えるので、デザイナーズ家具としては手が出しやすいアイテムです。
またオブジェ的に窓際とシェルフに一つずつ照明を配置しています。
これもあると無いでは雰囲気が大きく変わります。照明なしだと↓みたいな感じです。
まとめ
デザイナーズ照明の代表的なアイテムであるルイスポールセンのPH5について解説してきました。
徹底的に間接的な光に拘った造形美が、現代でも色褪せない魅力の秘訣です。
PH5に限らずデザイナーの並々ならぬ拘りが込められたデザイナーズ家具は時代を超えて愛される理由があります。
値段は安く無いですが、これらの家具には生活を変える力があります。
是非とも一つ取り入れてその世界観に浸ってみてください。
なお、ルイスポールセンは店舗での値引きなどは規制されており、Amazonや楽天での取り扱いが現在確認できません。ポイント還元も制限されている可能性があります。
どこで買っても値段は変わりませんので、信頼できるお店で買うのが良いと思います。
私のおすすめはアクタスかconnectさんです。
アクタスは全国に店舗を構えるお店で信頼があります。
connectはYouTubeなどで発信を行っておりわかりやすくデザイナーズ家具の魅力を解説しています。
その知識の深さは、大変勉強になりますし、信頼するに値します。
デザイナーズ家具の最大の難点は、導入コストです。少しでも現実的な入手方法についてこちらでまとめています。
デザイナーズ家具入門には手の届きやすい家具から取り入れてみるのもおすすめです。
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