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自宅で喫茶店のような美味しいコーヒーが飲みたい!という願望はコーヒー愛飲者であれば一度は思ったことはあるのではないでしょうか。
コーヒーメーカーには、下記のように様々な種類のマシンが発売されています。
簡便なカプセル式
お湯を沸かしドリップするマシン
豆を挽くところから全てやってくれる全自動マシン
我が家では、数年カプセル式のネスプレッソを愛用していました。
非常に手軽で美味しいコーヒーが飲めるかつ、デザインもお洒落でコンパクト!とても気に入っていました。
ところが2021年、バルミューダからとてもお洒落なコーヒーメーカー「ザブリュー」が発売されました。
バルミューダ家電のデザインが大好きで、8点ものバルミューダ製品を購入している我が家では、もう買うしかない!ということでネスプレッソから切り替え2年が経過したので、レビューをしていきたいと思います!
結論:ネスプレッソに戻すことにした
いきなりネガティブな結論ですが、ザブリューがダメな製品という訳ではありません。
ただ、カプセル式のネスプレッソ、ドリップ式のザブリューではどちらも一長一短で、我が家のライフスタイルにはネスプレッソの方が合っていると感じました。
その理由を述べていきます。
バルミューダザブリューの概要
コーヒーを淹れることに特化したバルミューダらしいシンプルな訴求
コーヒー豆のミル機能はついておらず、お湯を沸かすこと、ドリップすることに特化しています。
必要な機能のみを搭載したシンプルな製品を打ち出しているバルミューダらしい製品だと思います。
ザブリューの特徴は美味しいコーヒーを淹れるための要素を科学の目線から徹底的に追求している点が挙げられます。
美味しいコーヒーを淹れることを科学的に追求
特別な味わいを実現する緻密な温度制御、0.2ml単位の正確なドリップにより実現するストロング&クリアな味わいをウリにしています。
操作も非常にシンプルで、REGULAR/STRONG/ICEDのモード選択、カップ数の設定(1-3杯)を選び、スタートを押すだけです。
コーヒーを淹れる体験を楽しませてくれる
バルミューダはその製品を使う体験そのものを価値と捉えており、その訴求が非常に上手だと思います。
このザブリューもコーヒーを淹れる体験を存分に楽しむことができます。
オープンドリップ式を採用しており、注湯の様子を視覚で楽しむことができます。
0.2ml単位の正確なドリップ、工程の最後に行われるスチーム注湯(STRONGモードでは行われない)などライブ感たっぷりに、「コーヒーを淹れる体験」を提供してくれます。
美しいデザイン
バルミューダはお洒落家電としてのブランディングが特徴ですが、ザブリューにおいても一目でカッコいいと思わせるような美しいデザインに仕上がっています。
コーヒーを淹れている時のライブ感を特徴に挙げましたが、コーヒーを淹れる時以外にも美しい佇まいで生活に彩を与えてくれます。
ステンレス素材とマットなブラックの本体の質感、コーヒーを淹れる際に点灯するオレンジ灯、時間を刻むサウンドなど全てが美しい仕上がりです。
特に個人的にはドリッパー上部のステンレス部分のパーツがツボでした。
元々ネスプレッソを使用しており、下記3つの不満点があった
コーヒーの抽出量が少ない
私の使っているネスプレッソ ピクシーツーではエスプレッソ(40ml)とルンゴ(110ml)の二つの抽出量を選ぶことができます。
エスプレッソマシンを使っていながら、抽出量に文句を言うのは自分でもどうかと思いますが、マグカップでたくさんコーヒーを飲みたい私には少し物足りない量でした。
少しでも量が欲しい私は常にルンゴタイプのカプセルを購入し使用していました。
2カプセル抽出すれば良いのですが、後述する様にカプセルの単価もそれなりにするのでコスト的に難しい状況でした。
「もっとたくさん抽出できたらいいのに」という願望がずっとありました。
私と同じ様な要望が多かったのか、最近はネスプレッソのオリジナルラインにおいてもアメリカーノ(150ml、200ml)を抽出できるマシンも出てきました。
またヴァーチュオというシリーズを選べば、マグ(230ml)を抽出することもできます。
好きなコーヒー豆を楽しめない
ネスプレッソでは30種類を超える豊富なバリエーションのコーヒーを楽しむことができます。
また期間限定のカプセルが発売されたり、フレーバー月のカプセルがあったりとユーザーを飽きさせない工夫がされています。
ただ、専用カプセルなどで限界はあります。
キリマンジャロが飲みたい、コナコーヒーが飲みたいなど特定の銘柄の豆を飲みたい場合などにはカプセル式は向きません。
ネスプレッソを使っていてこのニーズを強く感じたのは、新婚旅行でハワイに行った後、コナコーヒーが飲みたいと思ったときでした。
また、自分で豆を挽く場合にはコーヒー豆屋で新しい出会いを楽しんだり、お店の独自ブレンドを楽しんだりと無数の選択肢がとれます。
カプセルの値段が高い
ネスプレッソの難点として、カプセルのランニングコストがありました。
手軽に美味しいコーヒーが飲めるの点で気に入っていましたが、安いカプセルでも1個90円くらいの計算になるので、缶コーヒーを買うのと変わらないくらいのランニングコストがかかっていました。
購入時に期待していたこと
☑️抽出量を増やしたい
バルミューダザブリューはエスプレッソマシンではなく、ドリップマシンであるため抽出量の不満は改善できると期待しました。
抽出量は1-3杯を選ぶことができ下記の抽出量となります。
REGULAR/STRONG
1杯・2杯・3杯:120ml・240ml・360ml
ICED
1杯・2杯・3杯:75ml・160ml・225ml
☑️部屋にコーヒーの匂いを漂わせたい
ネスプレッソではコーヒーを淹れる時にコーヒーの香りは殆ど感じませんでした。
コーヒーショップのようにコーヒーを淹れた時にコーヒーの香りが部屋中に広がることに憧れていました。
☑️ランニングコストを抑えたい
豆の値段をコントロールできるため、ランニングコストを抑えられるのではないかと期待しました。
バルミューダザブリューは6万円近くする高額商品でしたが、すでに見た目で欲しい!と思っていた私は、購入する理由を探していました。
豆は自分で選べる分、コストを下げることもできる!と自分に言い聞かせていました。
☑️色々な豆を楽しみたい
安い豆でランニングコストを抑えたり、ちょっと良い豆を手に入れて特別な時に飲んだり、状況に応じて色々な豆を楽しみたいと考えていました。
実際に使ってみたメリットデメリット
メリット
好きなコーヒー豆を楽しめる
ネスプレッソからバルミューダに変更して期待通りのメリットでした。
表参道のkoffee mameyaというコーヒー豆屋さんを豆屋さんを発見しました。
今まで味わったことの無いような美味しいコーヒー豆との出会いがありました。
バルミューダらしいお洒落なデザイン
バルミューダの見た目は正義です!
ザブリューも例に漏れずとても美しい佇まいでコーヒーを淹れていない時間も充実します。
スチーム注湯によるライブ感は見ていて気分があがる
バルミューダザブリューの概要の項目に動画を載せていますのでそちらをご覧いただければと思いますが、0.2ml単位の注湯の様子や最後のスチーム注湯など見ているだけで楽しくなるライブ感満載の演出が施されています。
スチーム注湯
デメリット
コーヒーを淹れる際の香りはあまり感じなかった
これに関しては期待外れでした。そもそもハンドドリップでもそこまで香りを感じないので、当たり前と言えば当たり前ですよね。
コーヒー豆を挽く段階でより強い香りがするため、いざ抽出の段階では鼻が慣れてしまって殆ど匂いは感じません。
実際匂いは発生しているはずですが、生活を変えるほどのインパクトは生まれませんでした。
抽出量が少ない
ここまでイメージ参考でカタログスペックを見ればわかるところでしたが、1杯の抽出量が120mlとネスプレッソのルンゴと10mlしか変わりません。
我が家ではイイホシユミコとオクシモロンのコラボ商品であるコーヒーカップを愛用していますが、3杯抽出でギリギリ妻と2杯分のコーヒーが抽出できる感じでした。
毎回洗うのが面倒
バルミューダザブリューを使用の後、下記のパーツを洗う必要があります。
立て続けに飲むならそんなに毎回洗う必要はないのかもしれませんが、4・5時間おきに飲むことを考えると、結局毎回洗うことになります。
それが面倒なので、使用頻度は1日多くとも一回、特に土日に使うくらいになっていきました。
筆者は1日にコーヒーを4-5杯飲むので、バルミューダだけでは回せず、インスタント・ハンドドリップ・パックのコーヒーなどを併用していました。
特に仕事のお供にコーヒーを飲むような感じだったので、バルミューダではその役割は担えませんでした。
休日には妻とコーヒータイムを楽しむことが多いのですが、バルミューダの活躍ポイントはほぼそのタイミングのみ、洗う手間を考えるとハンドドリップの回数も増えていきました。
まとめ
我が家のライフスタイルにはカプセル式が合っていた
今回バルミューダザブリューを使ってみて、最も不満に感じた点は、使用する度に洗う必要のあるパーツ類の煩わしさでした。
カプセル式は楽しめるコーヒー豆が限られたり、エスプレッソマシンが故の抽出量が不満でしたが、それらの不満を鑑みても簡便に美味しいコーヒーを楽しめるネスプレッソの方が魅力を感じました。
ハンドドリップで抽出量のコントロールや豆を楽しむことは可能
ザブリューに求めていた抽出量を増やす、色々な豆を楽しむことはハンドドリップで実現できることに気がつきました。
ザブリューでは、水タンク・ドリッパー・サーバーの三つのパーツを洗う必要があります。
ハンドドリップであればドリッパーのみ洗うだけですみます。
もちろん、味を追求するなら初心者のハンドドリップは論外なのかもしれません。
しかしながら、抽出温度・抽出方法などによる細かな味の違いのわからない私のようなライトユーザーであれば、適当なハンドドリップでも十分だと感じました。
バルミューダザブルューはリセールが良い
これまでバルミューダザブリューのメリットデメリットを紹介してきました。不満点もあるものの、バルミューダザブリューが提供してくれる、美しさやライブ感といった特別な体験は独自の価値だと思います。
それでも売却を決めたのはザブリューのリセールの高さにあります。
メルカリで3万円くらいで売れるので、たまにしか使わないインテリアと化すのであれば売却しようと決意しました。
逆を言うと自身に合わなくてもリセールバリューが高いことは購入を検討している方にとっては、取り敢えず購入してみて合わなければ売るといった選択肢も取れるので、バルミューダのブランド力は本当に価値のあるものだと感じます。
皆様のライフスタイルに合ったコーヒーライフの参考になれば幸いです!
他にもバルミューダ製品を多数レビューしています↓
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