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フランクロイドライトの傑作照明であるタリアセン2。
私がずっと憧れてきたデザイナーズ家具の一つです。
小さな2人の娘を育てている我が家では、1歳の娘が破壊の限りを尽くしていたことから、床置きのデザイナーズ家具の所有は厳しいと考え見送っていました。
この度、破壊神だった二女が多少落ち着いてきた➕2024/6/3からの価格改定➕多少ボーナスがありそうだなど様々な理由をつけて、タリアセン2の購入に至りました。
10個の光源と陰影が美しい完璧な照明である反面、その光源の多さからランニングコストも課題となります。
この記事ではタリアセン2をLED化することによりランニングコスト低減を図るため、白熱球→LEDへの変更に伴う変化、最適なLED電球を検証しました。
タリアセン2の特徴
タリアセンシリーズは、20世紀に活躍した建築家の巨匠フランクロイドが設計した自身の作業工房、兼居住のための建築のために設計した照明器具を指します。
詳しくは下記記事で解説しています。
箱型のシェードと反射板を90°に互い違いに10個重ねた独特の形状をしています。
シェードから漏れ出た光が、反射板により反射され非常に幻想的な雰囲気を醸し出します。
サイズによって2-4が展開されています。
タリアセンのために設計されたのはタリアセン2ですのでこれが最もオリジナルに近い作品になりますが、高さは2メートルを超える非常に大きな作品となっています。
光源が10個あるのでランニングコストが問題
タリアセン2には電球が10個使用されています。
この光源の多さも美しさの秘訣ですがデメリットもあります。
デフォルトの電球は白熱球が付属していますが、これだけの個数になると電気代などのランニングコストもバカになりません。
また、光源が多いためそれぞれの電球切れも想定しておく必要があります。
電球の交換も数が多いので、それなりに負担がかかります。
電球の種類と特徴
電球の特性については、下記記事で詳しく解説しています。
下記の写真では電球の種類別に同じ電球色で写真を載せております。
電球の種類によってそれぞれ特徴が異なっており、メリットデメリットが存在します。
白熱灯 | 蛍光灯 | LED | |
購入コスト | 数百円 | 1000円前後 | 数千円 |
電気代 | 高い | 中間 | 安い |
寿命 | 1000-3000時間 | 6000-16000時間 | 40000時間 |
電球の発熱 | あり | ややあり | ほぼなし |
白熱球
白熱球は陰影に富んだ明かりで、部屋を立体的に見せることができる特徴があります。
間接照明の魅力を最大限に引き出すには白熱球が最適と考えます。
一方でデメリットもあります。
電気代が高いこと、電球の寿命が短いこと、電球自体が熱を持つことが挙げられます。
LED
LEDの特徴は長寿命、電気代の安さにあります。
最近は電球色の表現もレベルが高く、ぱっと見では白熱球と区別がつかないレベルにまで進歩しています。
下記、矢印部分がLED電球、その他が白熱球となっております。
電気自体が熱を持ちにくいので、小さなお子さんがいる家庭では子供の火傷のリスクも回避できます。
一方で、光の種類としては透過性が高く陰影のつき方は白熱球には劣ります。
LEDに変えることのメリット
LED電球のメリットとしては下記のような特徴が挙げられます。
LED電球の特徴
- 電気代が安い
- 電球が熱くならない
- 長寿命
LEDは電気代が安い
年間電気代=使用個数✖️消費電力(w)✖️使用時間✖️使用日数✖️電力単価となります。
今回使用したLED電球は100w相当の明るさで10.8wの消費電力となりますので、単純に電球一個あたりの電気代は1/10になります。
LEDは超寿命
今回使用したLED電球の寿命は25000時間と表記されていました。
1日8時間つけたとして、8年近く保つ計算となります。
一方、今まで使っていた白熱灯の寿命は約1000時間、1日8時間点灯でだいたい130日程度で切れてしまいます。
LED電球は高いが、長い目で見ると白熱電球よりも安い
白熱灯は約175円、LED電球は約1540円ですが、電球の寿命を考慮すると白熱灯1.35円/日、LED0.33円/日となりLED電球の方が長い目で見ると安いです。
以上の点から、LEDは導入コストは高いものの、ランニングコストの安さ、製品寿命の長さから家計に優しい電球と言えるでしょう。
LED電球を使うことは、電気代という固定費を下げることにつながることから是非とも取り入れたい節約術のひとつです。
タリアセン2LED化!おすすめ電球とは?
ヤマギワ公式の案内はE17 LED電球クリア 35Wタイプ(LDF004D)使用可(別売)と案内があります。
条件に合う電球を探してみると。。。あれ?35wなくね?
ネットで探してもなかなか条件に合う電球が見つかりません。
そこでLED電球としてお手頃なIKEAのLED電球を使って25wと40wの電球でどちらが適するか検討してみました。
40W
下記、全て白熱電球(右側)と一部LED電球(左側)との比較になります。
見分けがつきますでしょうか?左側は10個のうち4つがLED電球になっています。
見分けがつく方は少ないのではないでしょうか?
私も妻も白熱電球とLED電球をごちゃ混ぜに設置してもほとんど違和感無いと感じました。
10年前などではなかなかLEDで白熱灯の雰囲気を再現することは難しかったと思います。
最近のLED電球の進化で、ほとんど違和感なくLED化できることがわかりました。
白熱灯25wとの相違点
ほぼ違和感の無い45w電球ですが、良く見ると違いもあります。
単純にワット数が高いので当然ではありますが、よくよく比べるとLED電球の方が明るくなっています。
下記の画像では、白熱灯では見られた反射板の陰影が、40wのLED電球では消失しているのがわかると思います。
全体の雰囲気で見ると全く違和感は無いですが、こういった僅かな陰影が気づいてしまうと気になってきます。。。
25W
40W LEDと比べると若干明るさが抑えられています。しかしながら顕著な差があるわけではなく、ぱっと見ではそこまで違いはありません。
ただ僅かなさではあるものの、反射板に届く光の量、支柱に反射する光の量に差があります。
タリアセン2においては個人的には25Wの方が好みでした。
白熱灯25wとの相違点
40Wの LEDと同様に、光を抑えても反射板の陰影はみられません。
W数的には白熱球と同等なはずなのでここは電球特性の差と言えるでしょう。
まとめ
光源が10個もあるタリアセン2のLED 化はランニングコストの低下、電球交換の手間を減らすなどメリットは多いです。
LED電球は発熱も無いので、小さい子供がいる家庭では特におすすめできます。
LED電球は白熱球と比べ値段が高く、初期導入コストは高い傾向にあります。
しかしながら、長期的なランニングコストまだ考慮するとLED電球の方が経済性には軍配が上がります。
最近では価格の安いLED電球も発売されており、価格の高いものと比べると寿命は短いかもしれませんが、試しに導入するには最適な商品と言えます。
光の質感に拘る方だと、LEDは白熱球に比べ陰影が出にくい側面があり、デメリットと感じるかもしれません。
今回の検証においても、白熱球にはLED電球には表現できない陰影がありました。
ただ、最近のLED電球は本当に進歩しておりぱっと見ではほとんど白熱球と違いの無いレベルになっています。
今回の検証についても、細かく比べるまでは違いはわからないくらいでした。
我が家も今回の検証をもって、タリアセン2のLED化に移行ましたが、全く違和感なくタリアセン2の美しさを享受できています。
我が家では子供が産まれてから、全ての照明をLED化しましたが、問題なくインテリアを楽しめています。
デザイナー家具のLED化についてはルイスポールセンのph50でも検証しています。
この記事がLED化を検討している方の参考になれば幸いです。
当ブログについて
このブログでは、2人の娘を持つ筆者が、子育て情報とデザイナーズ家具をはじめとした生活を豊かにする情報を発信しています。
特に子育てをしていてもお洒落な生活を諦めないことを目指して記事を書いていますので是非ともご参考頂けると幸いです。
この記事が、皆さまのインテリアライフの参考になれば幸いです。
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